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以前の検証で焼損してしまった、KATO 2-503/504 ポイントマシン(HO手動ポイント用)を本日、再度、ワンコインデコーダで使うための再検証を行ってみました。
やあさんから、DSturnout(A4953ELJTR-T搭載)では問題なく動作するとのことで、モータドライバをA4953ELJTR-Tに変更して、コンデンサを増設して実験をしてみました。
(BD6231とA4953はピン配列が異なるので、ワンコイン5.1(未公開)を使用して実験を進めました。)
結論から言うと、BD6231F-E2でも、コンデンサを増強し、適切にCV値を設定することで、使用することができました。
コンデンサの増強無しで、使用するとデコーダが破損、異常発熱するのは以前の検証のとおりです。
<検証1:環境>
・コマンドステーション DSmain R5 with 12V(1.2A)or15V(4A) ACアダプタ
・デコーダ ワンコインデコーダ 5.1 (A4953ELJTR-T使用の未公開版)
C1=チップ10uF/25V+電解47uF/35V、C2=チップ10uF/25V+電解100uF/16Vで組立て版
使用ドライバ:A4953ELJTR-T
ソフト ポイント用0.94beta(2018.11.04版)
<検証1の流れ>
•まず、12V(1A)のアダプタを使用して検証をしました。
デフォルト値 CV3=10、CV6=127 で動作させてさせるのは怖かったので、
出力作動時間 CV3=4(40ms)
出力PWM DUTY CV6=127(約50%) 結果:動作不可。
発熱等は特段なし。動かないのでDutyを上げてみることにします。
•CV3=4(40ms) で、CV6(出力PWM DUTY)設定を変えて試してみた。
CV6=127 結果:動作せず
CV6=140 結果:動作せず
CV6=150 結果:動作せず
CV6=160 結果:動作せず
CV6=170 結果:動作せず
CV6=180 結果:動作せず
CV6=190 結果:動作せず
CV6=200 結果:動作OK
CV6=195 結果:動作せず
CV6=196 結果:動作不完全
CV6=198 結果:動作OK
CV6=210 結果:動作OK
•CV3=3(30ms) で、CV6(出力PWM DUTY)設定を変えて試してみた。
CV6=195 結果:動作せず
CV6=196 結果:動作不完全
CV6=198 結果:動作OK
CV6=200 結果:動作OK
CV6=210 結果:動作OK
•CV3=5(50ms) で、CV6(出力PWM DUTY)設定を変えて試してみた。
CV6=196 結果:動作不完全
CV6=198 結果:動作OK
CV6=200 結果:動作OK
CV6=202 結果:動作OK
•次にACアダプタを15V(4A)に変えて、CV3=4(40ms) で、CV6(出力PWM DUTY)設定を変えて試してみた。
CV6=127 結果:動作せず
CV6=140 結果:動作せず
CV6=150 結果:動作せず
CV6=160 結果:動作せず
CV6=170 結果:動作OK
CV6=165 結果:動作不完全
CV6=167 結果:動作不完全
CV6=180 結果:動作OK
•次にC2(5V系)の電解コンデンサを外してみた。
C1=チップ10uF/25V+電解47uF/35V
C2=チップ10uF/25Vのみ
CV3=4(40ms)で、CV6=180 結果:動作OK
•続いてC1(12V系)の電解コンデンサを外してみた。
C1=チップ10uF/25Vのみ
C2=チップ10uF/25Vのみ
CV3=4(40ms)で、CV6=180 結果:ドライバ焼損(故障)
写真のようにモールドが発熱により穴があき、周囲にモールドが破裂して破片が飛んでいるのがわかります。危険な状態です。
•故障したA4953を取り換え、C1コンデンサを再度増強した。
C1=チップ10uF/25V+電解47uF/35V
C2=チップ10uF/25Vのみ
CV3=4(40ms)で、CV6=180 結果:動作OK
<まとめ1>
•KATO 2-503/504 を使用する際はコンデンサを増強して電源環境を強化する必要がある。
検証1の結果から電源環境が故障に影響しているので、検証2としてワンコインデコーダで標準で使用しているBD6231-F-E2でも実施してみた。
<検証2:環境>
・コマンドステーション DSmain R5 with 12V(1.2A)or15V(4A) ACアダプタ
・デコーダ ワンコインデコーダ 4.2
C1=チップ10uF/25V+電解47uF/35V、C2=チップ10uF/25Vで組立て版
使用ドライバ:BD6231F-E2
ソフト ポイント用0.94beta(2018.11.04版)
<検証2の流れ>
•まず、12V(1A)のアダプタを使用して検証をしました。
•CV3=4(40ms) で、CV6(出力PWM DUTY)設定を変えて試してみた。
CV6=127 結果:動作せず
CV6=140 結果:動作せず
CV6=150 結果:動作せず
CV6=160 結果:動作せず
CV6=170 結果:動作せず
CV6=180 結果:動作せず
CV6=190 結果:動作不完全
CV6=195 結果:動作OK
CV6=200 結果:動作OK
•次に、15V(4A)のアダプタを使用して検証をしました。
•CV3=4(40ms) で、CV6(出力PWM DUTY)設定を変えて試してみた。
CV6=127 結果:動作せず
CV6=140 結果:動作せず
CV6=150 結果:動作せず
CV6=160 結果:動作不完全
CV6=165 結果:動作OK
CV6=170 結果:動作OK
CV6=180 結果:動作OK
<まとめ2>
•KATO 2-503/504 を使用する際はコンデンサを増強することで、BD6231F-E2でも使用可能であった。
<CV値設定例>
※あくまで参考としてください。ご自分で最適値を見つけてください。
・コマンドステーション DSmain R5 with 12V(1.2A)or15V(4A) ACアダプタ
・デコーダ ワンコインデコーダ 4.2
C1=チップ10uF/25V+電解47uF/35V、C2=チップ10uF/25Vで組立て版
使用ドライバ:BD6231F-E2
ソフト ポイント用0.94beta(2018.11.04版)
・ポイントマシン KATO 2-503/504
・CV設定例
ACアダプタ12V時 : CV3=4(40ms)、 CV6=200(約78%)
ACアダプタ15V時 : CV3=4(40ms)、 CV6=170(約67%)
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